好敵手

ひなこという友人がいます。

18歳、法学部の門を叩き最初に入ったゼミで彼女と出会ったときの印象は、「ああ、こんなに賢いひとがいるんだなあ」。大学生活を共に過ごすなかでその賢さは彼女のたゆみない努力に裏打ちされたものであるということを知り、こっそりと、「ひなこと対等に議論ができるようになりたいな」そう思ったときから私はゼミでの取り組みに没頭するようになりました。私にとってひなこはずっと、友人であり、好敵手でした。

 

そんなひなこが去年の夏に私の勤め先(株式会社meguri)にインターンとしてやってきて、今月末で卒業。つい先日、9ヶ月間にわたるインターンの報告会が開かれました。

 

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一年前「社会に出たい」という思いを胸に大学院を飛び出し、今春の就職までの期間をmeguriでインターンとして過ごした彼女。自分のなかの迷いやもどかしさを断ち切るように、目の前の相手や仕事と真正面から向き合い、捉え、放たれた球をひたすらに打ち返す彼女の姿勢はいつもまっすぐで、凛として、泥くさくもとても美しかった。18の私の背中を押してくれた彼女の風を再び感じることができたから、転職一年目の私も日々を夢中で駆け抜けることができたのかも知れません。

 

報告会には就職先(浜野製作所)の社長もお越しになり、meguriから浜野製作所へのバトンタッチが行われました。

 

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(浜野製作所・浜野社長)

 

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(meguri杉本さんから浜野社長へのバトンタッチ)

 

ひなこと過ごしたmeguriでの日々は、きっと忘れることはできないな。ほんとうにありがとう。お疲れさまでした。